目の構造とはたらき

目の構造とはたらきについてイラストで紹介します。

 

眼の水平断面図
カメラの断面図

 

 

 

■角膜(かくまく)

眼球の最も外側の部分の透明な膜で,よこ11mm,たて10mm,厚みは0.7mmあり,「くろ目」にあたるところです。
眼球の形を保ち,外の光を通して光を屈折させ,ひとみの中に光を送り込みます。つまりレンズの働きをするのです。

■強膜(きょうまく)

眼球の外側をつくるいわゆる「しろ目」であり,乳白色の強くて囲い膜で,前方は角膜とつながっています。
眼球内へ不必要な光が入るのを防ぎ,眼球の形を保っています。

■虹彩(こうさい)・瞳孔(どうこう)

目を前から見ると、中心に黒い部分が目の中を暗室にする「瞳孔」です。瞳孔の周りを囲む丸い茶褐色の部分を「虹彩」といいます。瞳孔は光の通り道で、虹彩は瞳孔の大きさを調節し、目に入る光の量を加減する役割を持っています。

■毛様体(もうようたい)

水晶体の周りを取り囲む組織で、水晶体を支えています。毛様体の「毛様体筋」と呼ばれる筋肉がチン氏帯を調整して、水晶体の厚みを変え、光の屈折を変えてピントを調整します。

■脈絡膜(みゃくらくまく)

強膜の内側にあり、角膜や強膜とともに眼球をしっかり包み込み、目の働きをしています。

■網膜(もうまく)

網膜は脈絡膜の内側にあり、角膜から入ってきた光を感じて像を結ぶ、カメラでいえばフィルムに相当する部分で、光の情報をとらえる視細胞と視神経がたくさん存在しています。 眼底とは網膜の部分をいい、視神経を通じて、最終的には視覚伝道路を通じて脳の視覚中枢へ映像が送られます。

■房水(ぼうすい)

水晶体や角膜を保護するとともに、活動に必要な酸素と栄養素を補給しています。

■水晶球(すいしょうたい)

水晶体は瞳孔を通過してきた光を屈折させ、眼底と呼ばれる網膜に像を結ぶ、いわば目の中のレンズの役割を果たしています。水晶体は凸レンズの形をしていますが、透明で弾力性に富み、近くや遠くを見るためにその厚さを変化させます。

■硝子体(しょうしたい)

水晶体の裏側の眼球内を満たす透明で99%が水分の流動体です。生卵の白身のようなゲル状の物質で、網膜への光の通り道になっています。眼球を丸く保つとともに、網膜を傷つけないためのクッションの役割も果たしています。

■視神経(ししんけい)

目で集められた光の情報を脳に伝える神経です。

■黄斑(おうはん)

水晶体から入った光が当たる網膜の中央部分で、黄色を帯びています。神経の束が集まっていて、ものを見るためにもっとも重要な部分です。細かいものを見る場合は、この黄斑で見ています。読書で文字を追って目を動かすのは、黄斑にピントを合わせているためです。

雑学

眼球レンズ系で最も屈折力のある組織は角膜です。眼球全体で約60Dの屈折力がありますが、そのうち40D(全体の2/3)は角膜の屈折力で、水晶体の屈折力は20Dに過ぎません。

拡大鏡で例えたら角膜は約10倍のレンズ、水晶体は約5倍のレンズになります。